私と継母
 やはり、最初はかなり戸惑いました。私の場合、父親の再婚相手と初めて会ったときと、再婚相手が引っ越してきたのと同時なんですから。「はじめまして」で、即同居生活。もう、家の中でどうやって接していいか分かりません。言葉を交わすのは簡単な挨拶くらい。お互い、距離を測りつつやっていた感がありますね。

 そうこうしているうちに、私はあっさりと継母のいる新しい家庭に慣れていきました。元々、父親が転勤族だったこともあり、環境の変化には耐性があったみたいです。それとも、ある程度相性が良かったからなのか。とにかく、それなりの関係は築けたので、今から考えても、早めに慣れることができてよかったなぁと思います。
妹と継母
 大変でした。
 どうも両者ともウマが合わないというか、結構もめてましたねぇ。何が気に入らないとか、その辺がちゃんと分かればいいんですが、両方と話してもなかなか理由が掴めない。まあ、妹は継母が気に入らないというより、実母の方に気が向いてましたから、その辺から色々と気持ちの部分であったんだろうと思います。とにかく、お互いに言葉をあまり交わさない(特に妹から継母に話しかけることがありませんでした)。そんな状況が二年以上続きました。

 結局、両者の関係をきちんと取り持てないまま、私は遠方の大学に進み、家を離れてしまいました。もう少しうまく取り持ててあげたらなー、とそのときは後悔しました。

 ですが、お正月に帰省したときには、なぜかそれなりにうまくいってました(笑) 何があったのかは知りませんが……案外私が動いてたことが、ジャマになってたのかも……
そして現在
 今は、私も妹も実家を離れ、それぞれ一人暮らしをしています。私は年に一回くらいは帰り、継母ともそれなりに話をしますが、妹はあまり実家に寄りつこうとはしません。以前のように言葉を全く交わさないとか、そんなことはないんですが……まあ、それで落ち着いたのなら、それが妹と継母のベターな距離だと、個人的には思います。