私にとってのステップファミリー
 先ほども書いたとおり、私は継母を一度も「お母さん」と呼んだことがありません。でも、だからといって、私と継母は折り合いが悪いわけでもなく、継母を嫌っているわけでもありません。逆に言わせていただきますが、継母を「お母さん」と呼ばないことで、なにかまずいことがあるでしょうか?

 そりゃ、気持ちや体裁の面で「お母さん」と呼んだほうがいい、という人がたくさんいるでしょう。でも、そう呼んだからって「家族」かというと、そうでもないですよね。ステップファミリーになるということは、文字通り「新しい家族」になること。家族は家族ごとのスタイルがあるのだから、家族ごとの関係があっていいと、個人的には思います。 私と継母にとって、今の関係が一番いい。私はそう思ってますし、継母もそう思っていることでしょう。
ステップファミリーになった時期
 まだ小さいときにできた新しい家族だと、血が繋がっていなくても受け入れやすいと聞いたことがあります。実際のところは分かりませんし、私が経験したのは思春期〜思春期以降です。両親の離婚や新しくできる家族については、それなりに受け入れられる態勢だったと思います。これがまた、思春期を抜けてからステップファミリーとなったのであれば、また違ってくると思います。

 ステップファミリーとなった時期によって、家族の形が違ってくるのでしょうか? 一度、ステップファミリーとして暮らしている皆さんに聞いてみたいですねぇ。
最後に……
 私が父親の再婚に了承したワケ、他でもない「父親の幸せ」です。離婚ではおおよそ一年近くもゴタゴタしたわけですし、肉体的にも精神的にも相当まいっていたと思います。荒れていた時期もありました。

 再婚した後は、とても落ち着いた様子で日々を過ごしているようです。父親にとって再婚したことがよかったことならば、私にとってもいいこと。

 ずっとこのまま過ごせたらいいのに、と常々思っています。